朝晩の肌寒い日が続くようになり、コロナの患者数も激減、11月3日の文化の日はたいそうな人出でした。11月6日の土曜日は天気予報も晴れだったので、気合を入れてひらめを狙い、某外房海岸の某川河口に釣りに行きました。
釣り場に到着したのは釣りとしては遅めの朝8:00頃。堤防を中心に10人ほどが竿を振っていますが、釣れている様子はありません。11/3の時は5枚ほど上がっていたからか、やや混雑気味。あまり人のいない上流にウェーダーを履いて、川に入ります。太ももまで水に浸かり、釣りにくい中10投目くらいで懐かしい強い引きが!! 慎重に取り込んで40cmのひらめを確保! 厳しい人にはソゲと言われそうですが、40cmあるので頂くことにします。
捌く前に、鍋に煮物の分量の水を満たし、昆布を戻しておきます。小さい昆布はそのまま鍋の出汁に、大きい昆布はこのあとの昆布締めに使用します。
ひらめは頭と尾に切り込みを入れ血抜きし、最初に鱗を野菜用のピーラーで剥こうとしますが、硬くてなかなか向けないので、包丁で鱗を落とします。以前釣った65cm級はペンキ落としに使う金たわしを使用しましたが、このクラスなら包丁で落とせます。ひっくり返して真っ白な裏側(天然物の証ですね)の鱗も落とします。
次に胸鰭の外側、鰓に沿うように表裏両側から内臓を傷つけないように包丁を入れ、中骨を折り頭を落とします。内臓は胆のうと胃の内容物を捨て、残りは洗って鍋の具材にしました。
次に側線に沿って切り込みを骨まで入れ、ヒレも表裏両側から皮だけ包丁を入れます。
側線の切り込みから最初は表の上側(男節)を骨に沿ってヒレに向かって少しずつ身と骨を分けていきます。尻尾まで骨と身を分けたら、身をひっくり返して包丁で皮を削ぎます。
同様に表の下側(女節)、裏の男節、女節の順に捌いていきます。
五枚におろし終わったら、捌き終わった身に昆布を巻いて、冷蔵庫で半日以上寝かせます。昆布は惜しまずに日高昆布のいいものをセレクトします。
(小さい昆布は鍋の出汁にします)
こちらは骨と皮、内臓です。皮もおいしく頂けます。
ちょっとつまみ食い。塩とワサビで頂いてみました。十分おいしいのですが、昆布締めで数日おいたほうがもっとおいしいのでこのくらいで我慢我慢・・・
あら煮ができました。皮は別に湯引きして刺身と一緒に食べてもおいしいです。
緑色の胆のうと血合い以外はすべて調理しました。
こちらは巻いた昆布と和えてみました。我が家は刺身には九州・福岡県のニビシ醤油の「特急 うまくちさしみ」と決めているのですが、これがまたこのひらめの昆布締めによく合います。おすすめですよ!! シンプルな料理だけに、昆布や醤油にいいものを選ぶのがポイントだと思っています! 次に獲れたらワサビにもこだわりたいですね!