落花生の収穫
待ちに待った落花生(半立)の収穫をはじめました。
栽培面積は30m2程度しかありませんが、なにぶん手作業であること、連日の雨で土も重い、まとまった時間(休日)がとれない、十分な乾燥スペースがない などから2週間、4回にわたっての収穫です。
収穫した落花生は二株ずつ麻ひもで束ね、雨のあたらないところで乾燥した後に、小屋の中でさらに数日乾燥させ、その後実を摘んで網袋に移し、引き続き吊るして乾燥させました(最初のうちは実を切り離さずそのまま干したほうが、水分が植物体に吸い取られて早く乾燥できるようです。小屋で干したいのですが、スペースがなくなって椋の木にビニールシートで簡易の屋根を作って乾燥スペースとしました)。
落花生は4月13日に黒マルチを敷いて播種しています。すべて半立の種のつもりでしたが、薄皮の茶色でないものもあり、おおまさりか中手豊(ナカテユタカ)が混じっていたのかもしれません(おおまさりは冬の保管時に小動物(ネズミ?)にすべて食べられてしまったと思っていました)。
それにしても今年は台風15号(9月9日:千葉県下の大規模停電)、台風19号(10月12日の関東広域洪水)、さらに10月25日の熱帯低気圧による大雨で茂原(すぐそばです)の洪水と、災難続きなのに小屋や農場は大きな被害もなく助かりました。被害を受けられた方には心よりお見舞い申し上げます。
収穫適期を逸した落花生の中には、土中で芽を出してしまっているものもありました。
千葉半立は比較的小ぶりの品種で小さいほうが味が濃いといわれているようです。写真中は6cm近くまで大きくなってしまったものですが、3%ほどの塩水で30分ほど茹でていただきましたが、甘みがあってビールのちょうどよいおつまみとなりました。春先のマルチ除去が面倒であること以外収穫も特に手がかからないので、来年はもう少し栽培面積を増やしてみたいと思います。
乾燥がすすめば炒ったり、ピーナッツバター作りにも挑戦してみたいですね。
台風15号被害
久しぶりのブログ更新です。
千葉の台風15号被害は停電が全国的に話題になりましたが、風による被害もひどく、農場の近所の小屋の屋根やビニールハウスにも大きな被害が出ました。私の農園は雑草が絡んだり折れて飛んできた樹木の枝が絡んだため、風で杭が5本折れたり倒れたり・・・大切なタラノキも大きく傾いてしまいました。
2つの小屋は無事でしたが、風と雨が小屋の内部に吹き込んだため、台風から2週間経過したあと(台風直後は電車が乱れてまともに農場に行くことができませんでした)、やっと時間がとれたので、床板のベニヤを干したり清掃したりしました。
トマトは支柱がなぎ倒され、地面に倒れていましたが、どのみち時期的に終わりなので気にしません。
千葉・八街の落花生被害がTVでも出ていましたが、私の農園の落花生は少々落花生がむき出しになったものの、それほど被害はありませんでした。
知人が食べてみたいとうるさいので、少し掘り起こして大きめのものを収穫、塩ゆでしてみました。
塩ゆでした落花生(千葉半立)ですが、きちんと形になっているものと、まだ核しかなく小さなものと半々くらい。茹でるとそれなりに美味しいのですが、収穫のタイミングが難しいです。
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収穫したスイカです。一株だけ苗を購入して植えましたが、合計5つの実をつけました(写真は5個目)。2つは動物?に食べられてしまいましたが、3つは美味しくいただきました。意外と放置したままでできるものですね。千葉・冨里のスイカは1株数個しか実をつけないように調整して玉を大きくするそうです。
キュウリ、ゴーヤなどウリ科は今年、好調でした。
最後に、久しぶりに管理機の「こまめ」を使用したので、ワコーズフーエルワンを添加したのですが、ガソリンがキャブレターの手前から漏れる漏れる・・・ジョイント部分に塗った液体ガスケットが洗浄作用?で溶けだしたようで、あまり頻繁に使うには向かないのかな?と思いました。エンジンそのものの調子はいたって順調です。
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でっかいキュウリとビーガン カブトムシ
しばらく農作物関連の記事更新がご無沙汰でしたが、この長雨で成否が分かれた作物について少し触れたいと思います。
昨年は七夕の頃には既に梅雨が明けていたかと思いますが、今年は6月の上旬に梅雨入りしてから、7月の20日過ぎてもなお、梅雨が明けません。 日照時間も平年比14%程度と今年は作物には厳しい状況です。この梅雨の中、成長著しいのがキュウリ(地這キュウリ)で、気が付くと40cm越えの巨大なキュウリもできていました。同様にゴーヤも立派なものができています。
巨大化したキュウリ
ゴーヤとキュウリ
一方で大根やトマト、トウモロコシは腐るものも出てきて、収穫という点においてかなり歩留まりが低くなりました。
今年は草刈りの手間も省きたいので、全般的にサツマイモの栽培面積を増やしています。近所の他の農家のサツマイモ畑を観察しましたが、成長度合は似たようなものでした。一方、里芋の千葉丸はどんどん大きくなり、雑草を圧倒しています。時々下生えの雑草を刈ってやれば、それほど手入れはしなくてよさそうです。
さつまいも
里芋
このほか、つるありインゲンもそこそこ収穫し、食卓を彩ってくれました。
落花生(千葉半立)は最初の播種の時に鳥に食べられたためか、ところどころ株のない場所があります。梅雨のため作業が少々遅くなりましたが、敷いていた黒マルチを外して落花生の実をつける準備をします。既に何個かマルチを突き破って、土中に落花生を作っている株もありましたが、敷いたままにしておくと収穫の際にマルチと落花生が絡み合って非常に手間がかかると聞いています。マルチ除去後は中耕&追肥をします。
この週末は、自然の生き物との出会いもありました。以前から鳴き声はほぼ毎日聞くものの姿を見ることはなかったキジですが、近くの畑で偶然見かけました。オスのキジのようです。
駅のロータリーでカブトムシをゲットです。歩いていたら後ろで物が落ちる音がしたため、振り向いて地面を探すとオスの立派なカブトムシ!! 畑のキュウリを与えると喜んで食べます。ジョブズのようなビーガン(絶対菜食主義者)ですが、長生きして欲しいと思います。
F210 こまめの修理_3 (スタッドボルトの切り出しと取り付け)
前回、ねじ切ってしまった こまめF210のスタッドボルトですが、純正が廃盤品で在庫もないことから「秋葉原でネジといったら西川電子」の西川電子に代替品を探しに行きました。
秋葉原を御茶ノ水方面に総武線ガード沿いに歩くと程なく到着。 店の中にはたくさんの種類のネジが所狭しと並べられています。ところが長軸中央が六角のスタッドボルトは種類が豊富なものの、お店のかたにもお聞きしましたが、こまめの純正のスタッドボルト(92900-05020-0B:ボルト, スタッド5×25)に近いものは残念ながら入手できませんでした。
他にラジコン用途などでないものかと、ヨドバシカメラほか数軒の模型店も探しましたがお目当てのものはなく、結局ホームセンターで購入した写真の なべ小ネジ から金切りノコで2.5~3 cm切り出して使うことにしました(ピッチ0.8でしたが、F210の純正ナットで試して問題なく締めることができました)。
使用した なべ小ネジと純正ナット。脇にあるヤスリでネジを切り出そうとしましたが結局金切りノコを使用しました。
切り出したスタッドボルト(92900-05020-0B)の代替品。
長さは2.5cmより少し長めにしています。
ダイソー(100均)の「ねじセット」のM5x30mmでも代用できそうです。
翌週末に早速取り付け作業にかかりました。
先日苦労して液体ガスケットを塗ってくっつけたインマニとキャブレター部分をゆっくり取り外し、ねじ切ったスタッドボルトを外します。
手持ちの工具でスタッドボルトを外すのに適当な工具が無かったのですが、幸いペンチで外すことができました。
切り出したスタッドボルトと比べると、もとのスタッドボルトは2.5cmよりやや長いと予想していましたが、意外と短く2.5cmのようです(F210のサービスマニュアルも2.5cmとなっていた)。ただ、長くても引っかからない位置なので3~4cmの長さがあっても問題はありません。
取り付け後、一日おいてからエンジンをかけてみると、一発でかかりました(特に清掃したわけではないのですが、キャブレターを取り付け直すといつもF210は機嫌が良くなります)。梅雨があけたら全力で働いてもらわねば・・・
こまめの修理_2 (スタッドボルトの不幸)
こまめ F210のキャブレターを取り外し、自宅でちまちまと整備をはじめました。
今回はエアクリーナーのケースとキャブレターの間にあるガスケットがターゲットですが、交換の過程でインテークマニュホールドとキャブレターを外すため、昨年交換したばかりのこの部分のガスケットも交換します。写真下は古いガスケットシートを剥がして(削って)いるところです。
インテークマニュホールドとキャブレターの間のガスケット(昨年、ガスケットシートを購入して自作します。液体ガスケットを塗布して取り付けましたがしっかりとしていました)。うんうん、いい仕事でした。
こまめ F210のキャブレター周りのガスケット。写真右上から時計回りに
1.金属とゴムパッキンからなる今回修理対象の、エアクリーナーのケースとキャブレターの間にあるガスケット
2.、3.キャブレターとインテークマニュホールドのジョイント部分にはプラスチック製の仕切を挟んで2つのガスケットがあります。青が自作のもの。白は牛乳パックの試作品ですが、実際は青の自作のものを2つ使用します。使用したガスケットシートは下の広告・キタコの0.5mm厚ガスケットシートを使用しました。
4.インテークマニュホールドとキャブレターの間のガスケット (0.5mm厚の上記広告の柿色のガスケットシートから自作)
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ガスケットはそもそもそれほど高価な物ではないので、できれば純正を使用したいところなのですが、キャブレターなどは入手できても純正のガスケットは上記の2と3以外は売っているのを見たことがありません。このためガスケットシートを購入してハサミや彫刻刀での自作となります。上記の2と3は今回交換対象ではありませんが、暇に任せて予備を作りました。4はキャブレターを外すたびに交換が必要なので、こちらも多めに作っておきます。
かなり「お疲れ」のエアクリーナーからのガスケット。ゴムの部分の劣化が激しく、ここからガソリン?が漏れてくる。
金属部分はヤスリで綺麗にしてやりました。
1のゴムパッキン部分は劣化が激しく、恐らくこれが原因でのガソリン漏れだと思われます。
本田系のホームセンターに問い合わせてみると取り寄せ可能とのことなので、お願いしました。
後日、こまめへの取り付け作業をしました。
・ガバナアームの取り付け(写真下)
・液体ガスケットを塗った後、インテークマニュホールドの取り付け(仮留め)
・スロットルリターンスプリングと燃料チューブを取り付け
・再びインテークマニュホールドの二箇所のネジを固く締める・・・
締める・・・
ん? そんなに力を入れていないのに、途中から上のネジを締める力が軽くなった!?
・・・ やってしまいました(写真上)。スタッドボルトをねじ切ってしまいましたwww。
作業を一旦中断し、対策を考えます。
・素直に代替のスタッドボルトを購入する
・スタッドボルトのねじ切れた部分に径(5mm)より小さい2mmくらいの穴をドリルであけて、木ねじで強引に固定する。 (理由:またキャブレターを外して、ガスケットを作るのも面倒なのと、片方のスタッドボルトは生きているので、固定はされているだろう(楽観)ため。ただ、どの程度の力が加わるのか不明なので心配ではありますが)
ひとまず、ジョイフル本田の系列店を通じて、F210のスタッドボルト(純正)を注文してみました。私のこまめF210(後期型)の後継機であるF220初期型は発売開始が2001年であるので、F210が販売されなくなってから18年くらいが経過していると思われます。
程なく、返信がありました。
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誠に申し訳ありません。
ホンダ様に発注を致しましたところ、すでに廃盤品となっており、
在庫もなくなってしまったとのことです。
恐れ入りますが、ご注文を一度キャンセルとさせて頂きます。
申し訳ございません。
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長い夏になりそうである。
F210 こまめの修理(ガソリン漏れ) _1
相変わらずの梅雨で土曜日は一日中雨、日曜日は発達した低気圧のため雨こそはまぬがれたものの、ものすごい強風に見舞われました。
落花生のマルチ除去や里芋まわりの除草、トウモロコシやトマトの支柱を立て直すものの、強風でなかなか作業がはかどりません。そうこうするうちにトウモロコシの何本かが風でポッキリ逝ってしまったり・・・
畑での作業がはかどらないので、かねてより動作は問題ないものの、ガソリンが温まるまでの間漏れてくる症状を「治す」べく、清掃を兼ねてF210 こまめのキャブレターまわりを修理することにしました。
以前の記事でも紹介したように、キャブレターを外すのはインテークマニュホールドの部分のネジを外して、キャブレター部分を取り出すのが手っ取り早いです。
- エアクリーナー上部の蝶ネジを外し、カバーとエアクリーナーを取り出す
- キャブレターに繋がる燃料チューブを外す
- スロットルリターンスプリング(写真:キャブレターとエアクリーナーの間にある針金とスプリングが組み合わさったもの)のキャブレター側をラジオペンチで外す
- ソケットレンチ(六角:XXmm)でインテークマニュホールドの二箇所のネジを外す(写真:ここ)
- これでキャブレターまわりがぐらつくので、ガバナアーム(スロットルリターンスプリングを通っている太い針金)のキャブレターと反対側をラジオペンチで外す(写真)
以上でキャブレターを取り外すことができます。
キャブレターを取り外し、インテークマニュホールドとキャブレターを接続するネジの部分の写真(下)
写真で見ると簡単そうに見えますが、ちゃんとした工具を使用しないと苦労します。私の場合、特にソケットレンチで苦労しました。ソケットレンチ(六角)は狭い隙間での作業になるため、長さが足りなかったり、ハンドルが壊れたりで3種類ほど買い換えています。最終的にレンチの部分はダイソー(100円ショップ)の頭部分を使用していますが、スピンナハンドルは楽天で購入した3/8(9.5sq)を使っています。それほど高額ではないので、同じものの購入を「強く」お勧めします。
最後に次の週末まで虫が入ってこないように、穴という穴にティッシュを詰めます。
以降の作業はキャブレターを家に持ち帰り、ガスケットまわりの清掃と切り出し、取り付けをおこないます。
やっとサツマイモが芽を出しました
異常な酷暑となった5月下旬から一転、6月の上旬は気温が18~25度と一気に涼しくなった気がします。雨のせいで耕すことができず、農作業時間も大幅に短くなり、せいぜいイチゴやトマトの株分けをする程度。スイカ、メロン、キュウリなどはとても元気に育っています。ソラマメ、エンドウ豆はひととおり終わりを迎えたので畝を片づけたいのですが、梅雨入りで雨続きのため、なかなか手をつけることができません。
イチゴは株分けをしているものの、調べてみると暑さに弱いので夏を越すのがなかなかたいへんとのこと。ライナーをさっさと片づけて、もっと実をつけさせた方がよかったと後悔しています。せっかくなので寒冷紗か木陰に移して、少しでも来年に株を残せるように工夫はしてみるつもりですが。先月買ってきた生姜を植えたものはちっとも芽を出してきません。店頭に並ぶ前になにか処理を施されているのでしょうか。落花生は少し成長が止まった感じがします。追肥が必要なのかな?
トマトは3月に種から2種(中玉、ミニトマト)、苗から5月に2種(ホーム桃太郎、ミニキャロル)を植えていました。種はまともに育ったのは数株でしたが、苗はすべて順調です。どんどん脇芽を増やしてくるので、掻き取って空いた畝に植えてやります(雨が降るので、水やりの手間はありません)。この調子でいけば今年は大量のトマトピューレができそうです(笑)。一箇所だけミニトマトが実をつけていました。梅雨前にトマトの株分け用の畝を作っておくと便利なので、梅雨前の畝作りは来年も忘れないようにしたいと思います。
やっと5/19に植えたサツマイモ(紅あずま)が芽を出してきました。ツル返し以外ほぼ放置で昨年好調だったのと、増えてくれば雑草予防にもなるので、ここからどんどん株分けして増やしていきたいと思います。今冬はねずみに食べられないように工夫しないと・・・。