小型耕うん機(管理機) こまめ F210の購入と修理 その1
土地を購入し、除草をして耕して(掘り起こして)最初に植えたのはさつまいもと生姜、パイナップルでした。除草は「草刈り考」で紹介した充電式の草刈り機(高儀 EARTH MAN GGT-180LiA)で比較的効率よくできたものの、耕すのはとても重労働。
耕す道具として最初に購入したのは、通勤帰りに新小岩のホームセンターにて 1,298円で購入したスコップ。とにかく笹やらセイタカアワダチソウ、スギナの根が土の表層から深層までびっしり張っています。毎年機械除草ばかりを繰り返していると、多年草の地下茎から再生する雑草優位な植生になるといいますが、まさにそのとおりの状態です。新品で鋭利な刃先のスコップをたてて全体重をかけても20cmもスコップが入らないwww。
ようやく5平米くらいの土地をスコップで掘り返し、いろんな根を取り除いて一日がかりで小さな畝をたて、肥料や石灰も何も加えずにとにかく「紅あずま」「安納芋」「生姜」「パイナップル」を植えました(後日談:生姜は失敗しましたが、さつまいもとパイナップルは現在(2018年10月)も元気です)。
しかしこれではいかにも効率が悪いことから、以前から考えていた耕うん機の導入を検討。圃場の広さから2馬力程度でランニングコストからガソリン式、ヤフオクで多く出品され部品調達もしやすいであろう、ホンダの下記のシリーズ(F200)に絞って購入を検討しました。
発売年 特徴※ ○年前 最終年 相場
F200 1980 38 35
F210初期 1984 赤白赤 34 30 1~3万
F210後期 1989 白赤 29 18 1~3万
F220初期 2001 赤のみ 17 3 4万~
F220後期(JT) 2016 黒赤 2 9万
※:特徴は本体のカラーリング・上から順に。私の見た目判断です。詳しくは下記ホンダパワープロダクツ アーカイブに詳しくあります↓
https://www.honda.co.jp/pressroom/products/power/tiller/
このシリーズには果樹園用とかセル付きとか細かな用途別の機種がありますが、基本となる本体は共通であるので、予算を2万程度として基本仕様(F210(K))を中心にヤフオクで探し始めました。
結果的に、ホンダ Holiday F210 (F210(K)のホームセンター販売仕様らしい)を送料含めて約23,000円で落札(表にある「F210後期」型)しました。基本スペックは下記の通り。
F210K 1989年発売、定価88,000円 スタンダードタイプ、標準ローター付
全長1,070幅 585高さ960 重量28.5kg
https://www.honda.co.jp/news/1989/p890222-f210.html
現行のF220より耕耘幅が25cm程小さいですが、排気量は倍近い90cc、最大2.4馬力(PS)のホンダGV100エンジンを搭載。はじめはYouTenというメーカーから新品最安値3万円弱でひとまわり小さい52ccエンジン式の「YT-KUK52」という機種や、HAIGEのHG-TKW520A(これも3万円を切るモデル)も検討していましたが、中古というデメリットを差し引いてでもホンダという名前と力強いスペックから、このF210としました。
今でもヤフオクには多くのF210の出品がありますが、なにせ後期型でも18~29年前の機種ですので、ジャンクや動作保証のないものも多く、当たりはずれが大きいのかなぁと。次の記事で詳しく書きますが、実際細部の清掃や部品の交換やら、このF210、手間と費用がとんでもなくかかるので機械いじりが好きでないと、やっていけません(続く)。
こまめF220(現行品・標準タイプ)
HAIGE HG-TKW520A
(YouTenのYT-KUK52は2018年春ごろには売られていましたが、夏ごろから品切れのようです)