F210 こまめの整備(2020年)
あいかわらずよく働いてくれている、ホンダ こまめF210(後期型、1989年初回生産)ですが、最近キャブレター周りのガソリン漏れがやや気になります。
直近に整備した際に、急いでいたので手許にあった「硬化タイプの液体ガスケット」「やや厚みのあるガスケットシート」を使ったことがよくなかったようです。
前回使用:
液体ガスケット「キタコ(KITACO) 液状ガスケット (5g) KC-107」
ガスケットシート「モノタロウ Mono0.5×150×150(280円!激安)」
今回試用:
液体ガスケット「液体ガスケットシール材(Holt's)」
ガスケットシート「キタコ(KITACO) ガスケットシート(0.5mm厚) ノンアスベスト材」
キタコ(KITACO) 液状ガスケットは私なりに高評価なのですが、価格がやや高いので、今回は硬化しないでゴム状になるHolt'sの液体ガスケットシール材を選びました。また、過去に使用して調子の良かったキタコのガスケットシートを使用。こまめの純正のガスケットシートに材質や手触りが近いです。
購入時に付属していた純正?のガスケットシートから型取りをします。基本はカッターか鋏を使いますが、文房具のパンチ(穴あけ機)がちょうど各ボルトの径にあうので重宝します。
キャブレターは以前の記事で紹介したように、本体(燃焼室)に近いインマニのボルト2本、エアクリーナー部のネジ、ガバナアームやチョーク弁のアーム、燃料チューブを外すだけです。キタコのKC-107は硬化してカチカチになるので、工作用の電動ヤスリで削り落とします(今回のHolt's液体ガスケットシール材はゴム状になるので、次回交換では爪で簡単に剥がすことができるという便利さがあります)。
Holt'sの液体ガスケットシール材は割と直ぐに硬化するのですが、台風シーズンで暫くこまめの出番はなさそうなので、1週間あけてエンジンを始動!。うん、ガソリン漏れもなく、とても30年前のエンジンとは思えないくらい快調です。購入時(3年前)なかなかエンジンがかからず、ギアもギリギリ音を立てていた頃が懐かしいです。
今回使用した Holt's の液体ガスケット
ガスケットシート「キタコ(KITACO) ガスケットシート(0.5mm厚) ノンアスベスト材」
今回試さなかったが、ダブって購入してしまったスリーボンドの液体ガスケット。次回はこれを試してみたい。