新規就農者研修最終日&播種作業
新規就農者研修最終日、午前中は県の農業会議の先生による新規就農ガイダンスとして、農地を借りる際の各市町村相談窓口や、取得する際(市町村によるが)50a以上の面積を確保して申請するとか、注意するべきこととして「仮登記」農地の問題や相続がきちんとされていない「相続登記未了」の場合、相続権者全員の署名が必要で実質不可能に近い、といったお話しをいただけました。また、就農するにあたっての資金の融資や新規就農の際の補助金・給付金など、これまでの農業技術的な話とうってかわって就農・起業する際におさえてきたい実践的な制度や手順など、これから役立ちそうな目からうろこの話でした。
(新規就農相談センターのパンフレット)
さらに、ちばエコ農産物といって、申請・審査・検査などを経て認証される制度と認証マークについても教えて頂きました。
https://www.pref.chiba.lg.jp/annou/eco-jouhou/econousanbutsu.html
商品として流通するもののなかで最も情報量が多いのが医薬品であると思いますが、同じ口にするものでも野菜などは最も情報量が少ない部類に入るのではないでしょうか。情報量が少ないというのは、消費者の方々からそれを求められていない、価格面等で情報を付加する手間をかけられない、そもそも情報が管理されていない、様々な理由があると思いますが、一方で情報量が多い野菜ほど高く売れるのも確かだと思います。
昼食を挟んで午後から閉校式。修了証書を校長先生より頂き、記念撮影をして就農研修は終了しました。その後、生徒有志でファミレスにて情報交換会。同じ農業を志す仲間と悩み相談や将来の展望など、会話が弾みました。
翌日、農場にて。
砂で芽だししていたじゃがいもがいいかんじに芽と根が出てきたので、先週マルチを敷いておいた畝に定植しました。
キャベツやそら豆も順調に育ってきています。
(順調なキャベツ。防虫ネット、いいですね。イモムシやバッタに食べられることがありません)
ここのところ急に朝晩が冷えてきたので、ある程度大きくなるまでは油断できませんが・・・
葉っぱを食べるおんぶバッタなどが少なくなってくれるのはいいことなのですけどね。
さつまいもはまだ葉っぱが青々としているのと、昨日の雨で土が重いので収穫は来週にしようと思います。研修で習ったことを守って、今日は耕耘・畝立て作業はパス。
余った時間でネギ、玉ねぎをセルトレイに播種しました。晴耕雨読ではないですが、雨になったときに何の作業をするか、普段から考えておかねば・・・